鼻呼吸と口呼吸
コロナ禍の中、私たちはマスク生活を余儀なくされてます。
連日の猛暑、マスクの常時着用は、口元が湿ってのどが渇きにくく、のどが渇いている感覚も鈍るためにいつもより水分をとらない。また熱がこもって呼吸がしづらい、口で呼吸をしてしまうなど身体への負担も大きく、より「かくれ脱水」や「熱中症」のリスクが高まります。※こまめな水分補給は必要です。
さて、あなたは呼吸について考えたことがありますか?
実際にマスク使用時の呼吸について意識したことがありますか?
呼吸には鼻呼吸と口呼吸があります。
健康の基本は「鼻呼吸」なのですが、日本人の中では幼い頃から口呼吸をしている人も見受けられます。
哺乳動物の中で口呼吸をしているのは人間だけ。
鼻は息をするための器官、口は食べるための器官なのですが、人間は進化の過程言語を獲得し口でも呼吸が出来る様になりました。
それに伴い病気を発症するようになったことが知られてます。
「口呼吸」は外敵に無防備な呼吸法
人間が発症する病気の7割は口呼吸が原因とも言われています。
人間本来の呼吸法は「鼻呼吸」
鼻呼吸は非常に優れた防御システムを持つ呼吸法なのです。
鼻の入り口にある鼻毛は天然のフィルター、侵入しようとする花粉やほこりをブロック
鼻腔粘膜では、線毛の上皮細胞と粘膜の分泌によってウイルスや細菌などの小さな異物を絡めとってくれます。
鼻から入った空気は鼻腔を通過する際に適切な温度と湿度に調節されるので肺の負担を軽減し、肺の中でスムーズに循環されている。
こうした働きにより鼻呼吸は口呼吸より感染症にかかるリスクが少ないといわれています。
呼吸器の一部である鼻は、温度調節や加湿機能、空気清浄機能を兼ね備えており健康のためには鼻呼吸が何よりも重要だといえるでしょう。
「鼻呼吸」とダイエット
鼻呼吸は身体にたくさん酸素を取り込み、脂肪が良く燃焼されるとともに、血流もよくなって内蔵機能が活性化され、より多くのエネルギーが消費されるので、基礎代謝が上がり、痩せやすい体になります。